■ 古保志の子守唄 古保志の子守唄 私達の子供の頃、祖父母達によく聞かされた唄があります。 雪の花が散るわいな 仙台候が泣くわいな 扇買うて揆(ばい)買て 太鼓たたいて踊りやんせ 昔、徳川幕府はこの近江の国を、軍事上の重要地点として見守ってきた。もし幕府の反乱軍が江戸へ攻め下るか、京都へ攻め上るには、必ず近江の国を通らねばならない。そのために幕府はこの近江の国をいくつにも分割して、各大名への挨拶なしでは通れないようでした。 この古保志村も奥州仙台の伊達候の所領となり住民達も重い税金に悩んでいた。このため大雪が降り農作業が進まず収穫も少なく苦しさの腹いせに、皮肉まがいに歌った唄だと思います。 古保志の里を訪ねてに戻る